[北京 4日 ロイター] 来年8月に夏季五輪の開催を控え市内の整備が進む北京市で4日、一部住民が反発する中、大会に関連した整備事業で住居の強制撤去が行われた。
開閉会式などが行われるメーン会場「鳥の巣」からほど近いこの区域では、小規模な低層住宅が大型クレーンで解体された。張り出された通知によると、開発業者らは同地に「警備通路」を設置するという。
しかしこの区画に暮らす6世帯は、住居を失うことに対して非常に小額の保証金しか受け取っておらず、当局との話し合いの申し出も拒否されたと主張。住民のZhangYaoyaoさんはロイターに対し、「(当局は)五輪を言い訳に、何ら正当な理由や補償もないまま住居を破壊した」と怒りをあらわにした。
一方、政府や北京五輪の主催者側は強制的な手段を講じていないと反論。すべての補償要求は適切に処理されているとしている。