【岐阜県】白川村荻町の観光施設「合掌造り民家園」で16日、本格的な積雪に備え、合掌家屋に雪囲いをする作業が始まった。
例年1メートルを超える積雪がある白川村では、横からの圧力で壁や雨戸が押しつぶされないよう、各戸が格子状の木の骨組みを家に立てかけ、昔はその上にカヤで編んだ「オダレ」をかぶせていた。カヤは強度があるトタンに変わったが、最近は景観に配慮し、世界遺産のある荻町地区などではトタンの上にオダレをかぶせる雪囲いが増えてきているという。
この日は職員2人が県指定重要文化財の合掌家屋「中野義盛家」に骨組みを立てかけ、高さ2メートルほどのオダレを縄でくくりつけた。園内には25棟の合掌造り家屋がある。職員の脇本勝吉さん(71)は「初雪が降ってからだと寒くてつらい。早めに済ましたい」と黙々と作業していた。
(南拡大朗)